
充填工程の省力化とIoT・AI生産管理で、老舗調味料メーカーが次の成長へ進んだ事例
伝統は、守るだけでは続きません。この事例は、老舗メーカーが、伝統技術と最新設備を両立させるための投資を整理した案件です。
事例サマリー
- 業種
- 食品製造
- 相談テーマ
- 省力化 / 増産対応 / 品質安定
- 関連サービス
- システム構築・業務DX / 補助金申請支援
- 主な投資テーマ
- スパウトパウチ対応充填キャッパー機 / IoT・AI生産管理
- 主な成果
- 労働生産性 +20.2%給与支給総額 +24.7%
まず、どんな会社だったのか。
1922年創業の老舗調味料メーカー。伝統製法と近代的な発酵技術を両立しながら、OEMや小ロット対応も進めてきた事業者です。
なぜ、この相談が始まったのか。
老朽化設備、手作業工程、原材料値上げ、人材不足。その一方で、健康志向やOEM需要の高まりにより、供給力強化が必要になっていました。
相談前、どこで止まっていたのか。
- 充填・キャッピング工程のボトルネック
- 増産要請への対応力不足
- 品質安定とコスト削減の両立
- 人材不足と技術継承

検討した選択肢
既存設備の延命修繕で対応する
投資は抑えられるが、根本的な能力向上には限界がありました。
部分的な設備更新にとどめる
段階的な改善は可能だが、工程全体の最適化には至りませんでした。
充填ライン刷新とIoT・AI導入で根本解決する
投資額は大きくなるが、生産性向上と技術継承の両立につながる可能性がありました。
検討を重ねた結果、充填ライン刷新とIoT・AI導入が最も妥当だと整理できました。
KBSが伴走した範囲
事業者様にご対応いただいたこと
KBSは申請代行ではなく、事業計画の整理、申請内容のブラッシュアップ、必要資料の整理、進行支援を行う申請支援コンサルティングを行っています。
最終的な申請書類の作成・提出は事業者様ご自身にて行っていただきます。
補助金活用で、特に重要だったこと
伝統と革新の両立ストーリー
100年続く伝統製法を守りながら、最新設備で生産性を上げるという両立ストーリーを整理したことがポイントでした。
労働生産性向上の数値化
省力化による労働生産性向上を具体的な数値(+20.2%)を示し、給与支給総額の向上(+24.7%)につなげる計画を整理しました。
結果として、何が前に進んだのか。
労働生産性
+20.2%
給与支給総額
+24.7%
対応力
OEMや小ロット案件への対応力強化
伝統製法 × 最新設備という成長ストーリーを明確化しました。

この事例から分かること
老舗企業の設備投資は、「古いものを捨てる」ことではありません。この事例では、伝統技術を守りながら、生産性を上げるという両立を整理したことが重要でした。
この事例と、まったく同じ状況である必要はありません。
課題の構造が近いなら、相談の価値は十分にあります。
KBSは、結論が出た企業だけでなく、何をどう進めるべきかを整理したい段階から伴走します。