
飲食業から、きくらげ栽培・加工販売へ。業種転換を実現する計画へ進んだ事例
厳しい局面ほど、過去の延長ではなく、次の柱が必要になります。この事例は、飲食業から農業・加工販売へ進んだ、再構築型の案件です。
事例サマリー
- 業種
- 飲食 → 農業・加工販売
- 相談テーマ
- 業種転換 / スマート農業
- 関連サービス
- 新規事業支援 / 補助金申請支援
- 主な投資テーマ
- AI・IoT・回転棚を活かしたスマート農業設備
- 主な成果
- 総事業費 8,215万円補助金申請額 4,978.8万円
まず、どんな会社だったのか。
自然環境を活かした飲食事業を営む事業者。コロナ禍の影響で来店客減少が続き、既存事業だけでは回復が難しい状況でした。
なぜ、この相談が始まったのか。
認定農業者としての経験を活かし、飲食に依存しない新しい収益源を持つ必要があったこと。候補の中から、きくらげ栽培・加工販売へ方向性を定めました。
相談前、どこで止まっていたのか。
- 来店依存モデルの不安定さ
- コロナ影響による売上減
- 新分野参入に必要な設備・栽培体制
- 事業再構築要件との整合

検討した選択肢
飲食一本で回復を待つ
リスクは低いが、市場環境的に回復の見通しが立ちにくい状況でした。
小規模な農産品販売にとどめる
投資は抑えられるが、収益インパクトが限定的でした。
栽培・加工・販売を一体で立ち上げる
投資額は大きくなるが、本格的な事業転換につながる可能性がありました。
検討を重ねた結果、栽培・加工・販売を一体で立ち上げることが最も妥当だと整理できました。
KBSが伴走した範囲
事業者様にご対応いただいたこと
KBSは申請代行ではなく、事業計画の整理、申請内容のブラッシュアップ、必要資料の整理、進行支援を行う申請支援コンサルティングを行っています。
最終的な申請書類の作成・提出は事業者様ご自身にて行っていただきます。
補助金活用で、特に重要だったこと
事業再構築要件との整合
単なる多角化ではなく、「業種転換」として成立する計画に整理することが重要でした。既存事業との関連性、新規性、実施体制を明確にしました。
総事業費と補助金申請額の設計
総事業費:82,150,200円、補助対象経費:74,682,000円、補助金申請額:49,788,000円という設計を行いました。
結果として、何が前に進んだのか。
売上計画
260万円 → 4,071万円
事業転換
飲食から農業・加工販売への業種転換を計画として成立
スマート農業
AI・IoT・回転棚を活かしたモデルへ前進
業種転換を実現する計画として成立しました。

この事例から分かること
業種転換は、「やりたいこと」だけでは成立しません。この事例では、既存の知見(認定農業者)を活かしながら、新しい事業(きくらげ栽培・加工販売)として成立させる整理が重要でした。
この事例と、まったく同じ状況である必要はありません。
課題の構造が近いなら、相談の価値は十分にあります。
KBSは、結論が出た企業だけでなく、何をどう進めるべきかを整理したい段階から伴走します。